辰巳法律研究所の司法書士講師「田端恵子」講師について評判や口コミをもとに調べてみました。
元ギャルでアパレル、不動産の仕事で体調を壊してから司法書士を目指したとのことですが、宅建と司法書士に一発合格しています。
講座は、元LECの小泉嘉孝司先生の講座を取っていたようです
宅建とは全然レベルが違うのは私にもわかっていた。でも、①受験資格に学歴などの制限がなく、②独立開業できるということが、たまらなく魅力的だった。今の若いうちに、まだ両親に頼れるうちに、この資格をとれば、絶対自分の人生の大きなメリットになる。 だから、合格率が低いことは知っていたけど、講座を申し込むまでにさほど時間はかからなかった。家族も、「10年かかっても良いからとったらいいよ」(※)と言ってくれたので、ありがたかった。
ピンチはチャンス。高卒から司法書士試験に一発合格した話。|田端恵子
その後、2016年から辰巳法律研究所で司法書士講師になっています。
女性の司法書士講師といえば、LECの海野貞子先生が有名ですが、田端先生はおっとりした感じの違うタイプの先生ですね。
パーフェクトユニット講座の特徴
辰巳法律研究所の司法書士講師といえば、リアリスティックの松本先生もいますが、同じ辰巳でも松本先生の講座とは対照的な感じになっています。
授業⇒問題演習⇒復習講義のワンセット2時間になっていて、付属でついてくる問題集も肢別メインです。
予習は一切なしスタイルで、肢別の数は1ユニット30肢ぐらい。通学はなしで通信 or DVDのみ。
司法書士の講座は、伊藤塾やLECを見ても1コマで3時間ぐらいありますが、パーフェクトユニットは挫折しにくい設計になっていますね。
テキストも通常の司法書士のページ数が4000ページぐらいですが、パーフェクトユニットは、2023年で合計2188ページ。かなり少ない量ですが、合格点に達するレベルになっているとのこと。
この辺りは、実際に講義を受けてみないとわかりません。松本先生のリアリは、4000ページあって中にはCランクのものもあるといっていたのでAランクBランクの部分のみにすればこのぐらいの量になるのかもしれません。
肢別はダメなのか?
肢別と5択の問題集はどっちがいいのか?
という議論は昔からありますが、肢別には下記のメリットがあります。
- 肢別は何回も回しやすい
- 5択と違って1問1問と向き合えるので問題を丁寧にできる
- 2度と出てこないような地雷肢を避けられる
- 大事な肢を逃さない(組み合わせで飛ばした正解以外の肢)
5肢の組み合わせを切るテクニックは、直前期でも学べるので、まずは基礎から固めていきたいという人は肢別メインのパーフェクトユニットもよさそうです。
田端先生の肢別についての力説はこちらの動画もご参考に。
講義とテキストを拝見したところ、教科書の各所に解くべき肢が指定してあって、授業を聞いた後にすぐピンポイントの問題に取り掛かれるようになっていました。
過去20年分からセレクトして載せているのでカバー率も高いと思います。(司法書士の過去問40年分でカバー率100%らしいですがそこまでやると永遠に1週終わらそうです・・・w)
教材の作成のVlogがありましたが、地道な努力で先生自ら教材を作成していました。伊藤塾だと教科書課が作成してますが、辰巳は講師が作業する感じなんでしょうかね。
個人的には、講師が教材を作ってるほうが、テキストと授業にミスマッチがおこらないので良いと思います。
司法書士の講座はわかりませんが、伊藤塾の司法試験や行政書士の講座だと「ここからここまで飛ばして~。えっ、それなら最初からカットしておいてよ」みたいのがたまにありますw
司法書士の肢別本は他にある?
肢別形式になっているのは「オートマ」や「うかる司法書士必出3300選」があります。オートマを使って独学で合格している人もたくさんいるので、肢別がダメということはないと思います。
ただ司法書士は、ほぼすべてが組み合わせ問題なので、肢を切るテクニックは必要になってくるので、4月ぐらいからは5択の問題集も取り入れる必要はあります。
講義はテキストを画面に映す形式
2023年から講義がテキストを画面に映す形式になりました。問題の解説も同じ。
このスタイルは、理解するのに一番よいと思います。この改善点はとても良いですね。
他にも、テキストと問題がすべてPDFで配布される点が良いです。
辰巳の行政書士講座やリアリはPDF配布ないのでこの点はありがたいですね。
肢別の記憶定着アプリ(Monoxerを使用?)
パーフェクトユニットの特徴として記憶定着アプリがあります。
2024年から導入されたようで、短期間の繰り返しで記憶を定着することを目標としています。
司法書士に合格している人は、教科書を直前期に何週も回しているので暗記からは逃れられないので、いかに辛くなく暗記できるかは重要です。
こういったアプリは、スタディング以外になかったので期待ですね。カフェなどで1時間ほど解いてみるとか使い方次第ではよさそうです。期間限定で体験版も配布していました。
パークフェクトユニットの合格体験談
7年目も不合格で、令和2年にパーフェクトユニットを取って合格した方がいました。
Aランクの問題を3つ以上落としていたら基礎を見返したほうがいいという話を聞いたことがありますが、このあたりの弱点克服に肢別は効果的ということがわかります。
肢別も使い方次第で強力な武器になるといった感じですね。
過去問だけでは受からない、過去問+未出の知識がないと合格できないと言われ、また新しいことを学ぶほうが楽しいのでつい新作問題や未出の先例に気を奪われてきました。しかし私の場合は、実際に結果を分析すると既出の知識を固めることに合格への答えがありました。見飽きた過去問にわかっているつもりの講義内容に改めて向き合うことは苦痛でしたがその結果合格することができました。
肢別を解いてから聴く!中上級者のパーフェクトユニット活用法。令和2年度合格者(田端基礎講座出身)の合格体験記その2|田端恵子
リアリスティックの松本先生の講義はこちら>>
よかったら参考にしてくださいね。