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楽天ウォレットプロでビットコインを購入。手数料の違いや使い方まとめ

すでにGMOコインを使っているのですが、とある著名なyoutuberが楽天ウォレットプロは、暗号資産(仮想通貨)の建玉管理手数料が0%でお得!とおすすめしていたので、試しに楽天ウォレットプロの口座を開設して、使い勝手を評価するためにビットコインを買ってみました。

目次

2022年 ビットコインの相場状況

2022年2月3日現在、ビットコイン/円は、かなり暴落してしまい安値圏内で揉み合っています。ビットコイン円は、425万前後で絶好の買い場にも見えますが、ビットコインを買うような大口がいない状況なので、相場のボラティリティも少なく動きに乏しいです。

BTC/JPYのチャート(tradingview)

しばらく、暗号資産(仮想通貨)業界にとって良いニュースや好材料がなかったことや、米国株の暴落騒ぎ、利上げやテーパリングなど為替市場のほうが騒がしくなっているのでそれに引きずられて上昇する雰囲気もなくなってしまいました。

ただ、ビットコインは何度も暴落しては不死鳥のように蘇って高値をつけていますので、今後、暗号資産(仮想通貨)にとって良いニュース(有名ファンドが購入する、イーロン・マスクなどの著名人が発言するなど)があれば上昇していくと思います。

ピンチはチャンスという格言があるように、みんなが暴落で静かになっているときが仕込み時期かもしれません。口座開設をして準備しておくのも良いと思いますよ。

楽天ウォレットと楽天ウォレットプロの違い

楽天ウォレットには通常版とプロ版の2つがあります。

楽天ウォレットが現物取引専用で、楽天ウォレットプロが証拠金取引専用のアプリです。

アプリもそれぞれ分かれているのでダウンロードするときは間違えないようにしましょう。

初心者向けは、楽天ウォレットです。こちらは、現物取引なのでロスカットの心配はありません。

楽天ウォレットプロは、レバレッジ2倍までの証拠金取引なのでロスカットがあり、証拠金維持率が100%未満になるとロスカットされてしまうので、入金した金額に対して、ビットコインを買いすぎると、相場が暴落したときにすぐにロスカットされてお金がなくなる危険性があります。

ただし、証拠金取引といっても、レバレッジ0.5倍~1倍以内で取引をすればよほどのことがない限りロスカットはありません。

楽天ウォレット
楽天ウォレットプロ
  • 現物取引
  • 取扱通貨:ビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ
  • 楽天ポイントを暗号資産に交換OK
  • 暗号資産を楽天キャッシュにチャージできる
  • 証拠金取引
  • 取扱通貨:ビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、リップル
  • 建玉管理料0.00%
  • スプレッドが狭い

証拠金維持率が100%未満になると、お客様の資産を保護するために維持率が100%を回復するまで建玉(ポジション)を古い順に強制決済いたします。 証拠金取引で、証拠金を全て使って建玉した場合、売値と買値の差額(スプレッド)分の評価損が出るため、証拠金維持率が100%を下回ることになり、注文成立と同時にロスカットされるため、資金にはゆとりを持ってお取引してください。

引用:証拠金取引(レバレッジ)アプリ 楽天ウォレットPro|楽天ウォレット

また、楽天ウォレットのメリットは、楽天ポイントを暗号資産に交換できる点ですね。ポイントは持っていても増えることはありませんが、ポイントをビットコインなどの暗号資産に変えて保有しておいて値上がりしたときに売って儲けるということができるようになります。

ビットコインを買ってみたいけど、よくわからないという人は楽天ウォレットだけを使ったほうが安心です。

取引の手数料を安く抑えたいという人は、楽天ウォレットプロを使うと良いですね。

楽天ウォレットプロの良いところ

証拠金取引(レバレッジ取引)の建玉手数料が無料

楽天ウォレットプロを使う唯一の理由が「建玉手数料が無料」という点です。

これがなかったら、使ってません。

GMOコインやDMMビットコインなどその他の取引所では、証拠金取引をすると毎日手数料を取られますが、楽天ウォレットプロは、建玉手数料が無料です。

各仮想通貨業者の建玉手数料を比較

取引業者建玉手数料(取引所)
楽天ウォレットプロ無料
ビットフライヤー0.04%/日
GMOコイン0.04%/日
DMM Bitcoin0.04%/日
Bitcoinの建玉手数料

GMOコインレバレッジ取引の建玉手数料はいくらかかる?

例えば、GMOコインでは、証拠金取引でポジションを保有すると1日あたり建玉ごとに0.04%の手数料が発生します。

つまりビットコインを購入して保有する期間が長いほど、毎日手数料が増えていきます。この手数料だけでも1BTC(430万)を10日間保有すると17,200円と高いです。

Bitcoinを1BTC/円購入した場合の建玉手数料例

現在価格1btc✕430万✕0.0004=1,720円

レバレッジ手数料:日本時間朝6:00をまたいで建玉を保有した場合、当取引日の終値から計算した評価金額に対し、建玉ごとに0.04%/日の手数料が発生

引用:GMOコインの手数料体系は?手数料が高くならないよう節約する方法と合わせて解説 | ビットコイン・暗号資産(仮想通貨)

建玉手数料は、手数料としてはかなり高いのでこの部分が無料というのは嬉しいです。

楽天ウォレットプロの最低取引金額

各取引所では、暗号資産(仮想通貨)の最低取引単位が決められています。これによって最低取引金額も決まるので、できる限り少ないほうが少額からはじめらます。

楽天ウオレットプロとその他の暗号資産(仮想通貨)取引所を比較してみます。楽天ウォレットプロの最低取引単位が一番大きいですね。入金金額は最低でも10万ぐらいは必要になります。

少額から始めたい人は、GMOコインかDMM Bitcoinあたりを使うのが良いですね。

取引業者最低取引単位(取引所)最低取引金額(1btc=500万で円換算)
楽天ウォレットプロ0.01BTC50,000円
コインチェック0.005BTC25,000円
ビットフライヤー0.001 BTC5,000円
ビットバンク0.0001BTC500円
GMOコイン0.0001BTC500円
DMM Bitcoin0.0001BTC500円
Bitcoinの最低取引単位

ちなみに、ビットコインの売買には、販売所と取引所がありますが、上記の表は手数料の安い取引所の比較です。

暗号資産(仮想通貨)は、販売所で買うと手数料が恐ろしく高くなり買った瞬間からマイナスになるので、各業者の取引所で売買するのがおすすめです。

楽天ウォレットプロの使用感

楽天ウォレットプロのビットコインの買い方

楽天ウォレットに限らずどの業者のアプリでもビットコインを買うのは簡単です。取引数量を選んで、売りか買いのボタンを押すだけです。

もしこれからビットコインの価格が上がると予想するなら赤い買いボタンを押して買います。
もしこれからビットコインの価格が下がると予想するなら青い売りボタンを押して売ります。

右上に取引可能数量「0.17」と赤い文字がでていますが、これは入金した金額で買えるビットコインの最大数量です。

あくまで、上限なので「0.17」の枠を全部使って買うと、相場がちょっと動いただけで建玉評価損益が大きく動くので心臓に悪いです。プラスになればいいですが、マイナスになったらロスカットされるリスクもあるので、最初は最低取引可能数量の「0.01」だけ買うのが良いです。

動作は快適だがチャートは及第点

アプリ自体はサクサク動くので快適です。

チャートや売買の動作はGMOコインと比べても遜色はありませんでした。

チャート画面は、シンプルなので、チャートにサポートラインやレジスタンスライン、トレンドラインを引く場合はスマホアプリのtradingviewを使ったほうが見やすいです。

楽天銀行との連携に優れている

あとすでに楽天銀行を持っている人は、口座開設と入金がかなり楽です。

楽天ウォレットを開設したあとに、楽天ウォレットの入金画面から楽天銀行の「マネーブリッジ」というサービスに申し込む(ボタンを押すだけ)と、楽天ウォレットアプリの入金画面と楽天銀行の口座が連携するので、すぐに入金できるようになります。

現物取引と証拠金取引でポジション表記の違い

GMOコインでは現物取引のみをやっていたのですが、楽天ウォレットの証拠金取引をして気づいた点があります。

GMOコインは、ビットコインを買うとすべて合計されてしまい、ポジションごとに決済できないのですが、楽天ウォレットプロは、通常のFXアプリと同様にポジションごとに決済できます。現物取引だとすべて合計されてしまう仕様なのかもしれませんが、証拠金取引の場合はポジションごとに決済ができます。

FXには現物取引がなかったので、現物取引と証拠金取引の違いを初めて知りました。

楽天ウォレットプロの気になった点

アプリの口コミと評判をみたところ、楽天ウォレットプロは「最悪!」と低い評価が付けられていました。楽天ウォレットのほうは高評価だったのですが、プロのログインできない不具合が悪評につながっているようでした。

Webブラウザ版がないのでパソコンから取引できない

楽天ウォレットには、Webブラウザ版がないのでパソコンからログインして暗号資産の売買はできません。

必ずスマホアプリを使わないといけないんですね。

これは、2022年中にパソコン版ができるという噂なので待てば改善されそうです。

2段階認証が不便でログインできない問題

困ったのがログインの2段階認証に問題がある点です。

ios15に限るようですが、この画面で2段階認証を開くと「このアカウントに確認コードを追加できません」というメッセージがでてきて、認証コードを違う画面で確認する手間がかかります。

私も、最初ログインに失敗して、google authenticatorを使うのか?と思って試行錯誤したのですが、結局iphoneの認証を使ってログインする仕様でした。

2段階認証を開くボタンを押すとiphoneのパスワード画面に飛ぶので、rakuten-wallet.co.jpというパスワードを作成します。

20秒間毎に新しい確認コードが自動で表示されるのでこのパスワードを覚えて、楽天ウォレットプロに戻って2段階認証の6桁のコードというところに入力してログインします。

ITに詳しくない人だとこの時点で「ログインできない」と諦めてしまう人もいると思います。

しばらくすればバージョンアップで改善されると思いますが、現時点でセキュリテイの面から2段階認証は必須なので解除はできませんし、飛ばすことはできないのが不便です。

GMOコインは1回だけ2段階認証をすれば、次からは画面をスキップできるので、楽天ウォレットプロも改善してほしいですね。

出金手数料がかかる

これは、他の取引所(コインチェック、ビットフライヤー、ビットバンク)も出金手数料がかかります。

他と比べると楽天は安いほうだと思います。

取引業者入金手数料出金手数料
楽天ウォレット無料300円
コインチェック770円~407円
ビットフライヤー無料~330円220円~
ビットバンク無料550円~
GMOコイン無料無料
DMM Bitcoin無料無料
各取引業者の入金・出金手数料比較

GMOコインとDMMBitcoinが無料なのが珍しいほうです。

スプレッドについて

各取引所と比較してスプレッドは狭いほうです。GMOコインの暗号資産FXと比べると、少しだけ楽天ウォレットプロのスプレッドのほうがほんの少し広かったですが誤差程度です。

スプレッド比較
GMOコイン暗号資産FX:4,293,443円-4,290,953円=2,490円の差/1BTC円
楽天ウォレットプロ:4294499円-4290642円=3,857円の差/1BTC円

スプレッドが大きいと、買って売る場合に1BTC/円あたりこの差額分を損することになります。ビットコインの値動きからしたら微々たるものですが、できる限り狭いほうが有利になります。スプレッドは取引所によって異なりますし、時間や流動性によっても変わりますが、今はそこまで差がなく誤差の範囲なので考慮しなくても問題ありません。

楽天ウォレットとGMOコインどっちがよい?

使い方としてはGMOコインを長期の現物用取引に使って、楽天ウォレットプロを短期・中期のレバレッジ1倍のスイングトレード使うといった感じが良いかなと思います。レバレッジや資金管理については、こちらのFXの資金管理本が役立ちました。

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