ホットで飲むと暖かくてほっこりする甘酒。最近は甘酒の健康への効果がよくとりあげられていますよね。
今回は、米麹を使って甘酒を家庭で簡単に作る方法などをご紹介します。
甘酒の持つ糖質の2割以上はオリゴ糖です。さらに、甘酒には食物繊維も含まれています。オリゴ糖はよく健康食品に利用されていて、整腸作用を期待した特定保健用食品として利用されることもある成分です。
米麹を使った甘酒の材料
甘酒は、米麹から作ったものと酒粕から作ったものがあります。酒粕から作った甘酒は、砂糖が入っていてカロリーは高めです。おやつや朝食の代わりに飲むと良いですが、就寝前などは控えておきましょう。
今回は、白雪印の米麹を使用しました。アマゾンで200gから購入可能です。
紙製の袋の中にこのように米麹が入っています。
米麹は、さわるとサラサラしています。「麹」でも納豆のようなネバネバはありません。
パッケージの裏面にも甘酒の作り方が掲載されています。今回はこちらの作り方とは違う作り方をしました。
米麹を使った甘酒の作り方
材料と器具は、「米麹200g、水200cc、魔法瓶、温度計」です。
このままだとかなり甘味が強いので、お湯をたして薄めてもOK。
このまま放置しても甘酒は完成するのですが、今回は4時間放置した段階で再加熱をしました。
また、魔法瓶で4時間放置しておくと41℃まで下がっていたので、60℃まで加熱してから魔法瓶へ戻しました。
米麹の取り扱いの注意点
米麹を取り扱う際には注意したいことが3つあります。
- 冷凍しないこと
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冷凍保管しても米麹が死滅することはありませんが、麹の力が弱まってしまうので、できるだけ冷凍しないようにしましょう。保存のために冷凍をしたら、解凍後は1回で使い切りましょう。
- 密封保存をする
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麹にはヒメマキムシ付着してしまうことがあります。麹の香りは、害虫も好むようです。
- 加熱するときに温度をあげすぎない
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麹は60℃前後で最もよく発酵します。温度管理を間違うとうまく発酵できないことがありますので、温度管理に気を付けましょう。
甘酒のアレンジレシピ。甘酒のパンプキンポタージュ
甘酒を使ったポタージュスープです。ペースト状にした枝豆やにんじん、さつまいもなどでも応用できますよ。
甘酒のパンプキンポタージュの作り方
材料は、甘酒50g、かぼちゃ100g、牛乳150ccです。
かぼちゃはワタと皮をとって、一口大に切ってレンジで蒸します。5~8分程度レンジにかけましょう。
ミキサーで①とその他の材料を入れて混ぜます。または、かぼちゃを十分にマッシュしてその他の材料と混ぜてもOK。今回の写真のものは甘酒の粒感を残したかったのでマッシュしています。
味を調える場合は鍋で温めながら塩コショウで整えましょう。
甘酒はご家庭でも簡単に作ることができますので、ぜひ甘酒作りにチャレンジしてみてくださいね。
料理におすすめの甘酒
市販の甘酒は、種類も豊富でどれを選べばいいのかわからないという方のために、料理におすすめの甘酒を紹介します。
「甘酒」には、米麹を発酵させたものと、酒粕に砂糖を加えたものの、2種類があります。料理に向くのは、米麹の甘酒。酒粕の甘酒は、わずかですがアルコールが含まれているため、お子さんやお酒が苦手な方には使いづらいためです。
ただし、米麹の甘酒にも、砂糖で甘みを足したものがありますので、パッケージを確認して、砂糖不使用で添加物がより少ないものを選びましょう。
糀のあま酒(イチビキ)
ストレートタイプ麹甘酒で、そのままジュースのように飲める使い切りサイズの甘酒。米粒が残っていないので煮物やデザートを作る時に使いやすいです。
金太君 純あま酒(伊豆フェルメンテ)
濃縮タイプ甘酒です。お湯で2倍に割って飲む濃縮タイプの甘酒は、水分が少ないので和え物やドレッシング、べったら漬けなどを作るのに向いています。
米糀からつくった甘酒(マルコメ)
フリーズドライタイプ甘酒です。甘酒をフリーズドライにしたもので、水やお湯で溶かせばすぐに使えます。長期常温保存ができるので、常備しておけば、すぐに使えてとても便利です。