管理業務主任者は、宅建と同レベルの試験で国家資格です。
受験日時が近いことや出題範囲がかぶっていることから
- 宅建+管理業務主任者
- マンション管理士+管理業務主任者
のように2資格をダブル受験してダブル合格する人も多いですね。
中には、宅建と管理業務主任者とマン管の3つを受けて全て合格している人もいます。
「10月宅建→11月マンション管理士→12月管理業務主任者」とダブル・トリプル受験をする場合は、それぞれの試験で出題範囲がかぶっているため2つ、3つを合わせて受験したほうが効率的です😁
管理業務主任者は役に立たない?
管理業務主任者には、独占業務として、管理組合と契約する際の「重要事項の説明、書類への記名捺印、管理組合への管理事務報告」があります。宅建と同様に筆致義務もあり、管理委託30契約ごとに1名の管理業務主任者が必要になっています。
つまり、管理業務主任者には独占業務と必置義務があるため、なくてはならない資格になっています。今後はマンションの老朽化で修繕も増えるため将来的にも価値のある資格なのは間違いありません。
管理系の求人情報を見てみても、管理業務主任者が募集要件になっている求人もあるので、取得しておいて損はない資格で就職に役立ちます。取得しておけば資格手当が出る会社もあるので金銭的なメリットも大きいですね。
2022年 管理業務主任者試験の基本情報
試験内容は、区分所有法、民法、管理組合の運営、建築基準法、都市計画法、税務、建築設備、マンション管理適正化法。試験時間は2時間で50問となっています。
試験日 | 令和4年(2022年)12月5日 |
受験資格 | 年齢、学歴、国籍等に関係なく、誰でも受験OK。 |
試験場所 | 北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、福岡県、沖縄県、計8地域 |
受験手数料 | 8,900円 |
管理業務主任者が宅建と違うのは「区分所有法、標準管理規約、マンション管理適正化法」がある点です。区分所有法は宅建よりも若干踏み込んだ内容になっています。
管理業務主任者試験の難易度と合格率
合格率は、平均20~23%です。宅建が15%前後なのでそれに比べたら少し簡単になっています。
簡単といっても、管理業務主任者試験は、記念受験をする人が少なくしっかり勉強している人が多いので手を抜くと不合格になってしまう可能性もあるので注意しましょう。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
平成30年 | 16,249 | 3,531 | 21.7% |
令和元年 | 15,591 | 3,617 | 23.2% |
令和2年 | 15,667 | 3,739 | 23.9% |
管理業務主任者試験の勉強時間はどのぐらい必要?
合格までの勉強時間は、だいたい300時間前後と言われています。
出題範囲がかぶっている宅建やマンション管理士と同時受験する人なら、100時間程度の勉強時間で一発合格することが可能です。
なので、管理業務主任者のみを受験するよりも、2つ以上の資格取得を目指したほうが、かけた勉強時間に対して見返りが大きいです。就職も不動産屋と管理会社のように選択肢が広がりますからね。
勉強を始めるタイミングも、「10月宅建→11月マンション管理士→12月管理業務主任者」と丁度よく連続しているので、試験勉強のモチベーションが続きやすいメリットもあります。
宅建やマンション管理士を受験して、翌日から管理業務主任者の勉強を始めても十分間に合いますよ。
2022年 管理業務主任者試験は独学でも合格できる?
試験自体は、宅建と同レベルなので、独学でも300時間程度の勉強時間を確保できれば合格できます。
ただ、民法は初学者にとっては最初はとっつきにくいので講義動画はあったほうが良いと思います。今は、昔と違って通信講座の値段は安くなっているので、絶対に一発合格したい人は将来への先行投資だと思って検討してみてくださいね。
参考書と過去問だけだと、途中で飽きてしまいモチベーションも長く続かないので😅
2022年 管理業務主任者試験の通信講座
スタディング 管理業務主任者合格コース
マン管/管業の合計の累計259名
マン管/管業の合計の最新令和3年度90名
(合格者の声に掲載数)
宅建の講師で知名度のある竹原先生が講義を担当しています。
管理業務主任者合格コースだけではなく、2資格同時受験用の「マンション管理士/管理業務主任者合格コース」もあるので、ダブル受験を考えている人にもおすすめです。
私も実際に講義を受けてみましたが、竹原先生の講義は丁寧でわかりやすく、ポイントを抑えているので暗記の苦痛もなく楽しく勉強できますね。
例えば、設備関係のような膨大なところは頻出項目を集中的に学習したりと科目によってメリハリが付くので飽きずに勉強できるのが良いです。
スタディングはインプットとアウトプットを適度に回せる仕組みがありますし、勉強を日常に組み込んでスキマ時間で勉強できるので飽きずに続けられますよ。
スタディングの口コミはこちら>>
スタディング管理業務主任者合格コースの口コミ
マンション管理業務主任者、管理士の試験を受験(両方とも3回目)するも、自学自習では限界があることを悟り、通勤講座(現:スタディング)の講義を金を払って受講する。
引用:https://twitter.com/
スタディングは本当に良い講座なので、私は宅建に続いてマンション管理士・管理業務主任者講座も購入。 じっくりレビューした結果、オススメです。 価格が安価なので、通信講座が初めての人も取り組みやすいのも良い
引用:https://twitter.com/
アガルート マンション管理士試験・管理業務主任者試験対策講座
アガルートは、不動産4資格にストレート合格した工藤美香先生が試験を徹底分析しています。
文章の読解が難解な資格ですが、そこを女性ならではの丁寧な説明で解説してくれているのでわかりやすいですね。
アガルートさんは法律系に強いので、区分所有法などの法律の理解があると得点しやすいです。工藤美香先生が法律の制度趣旨から丁寧に説明してくれるので理解が深まります。
管理業務主任者が気になって資料請求しました
フォーサイトも割引が効くけど、やっぱりアガルートの工藤先生
管業のみなら宅建と賃管の知識+どのくらい勉強すれば良いんだろう
引用:https://twitter.com/
12月の管理業務主任者試験に向けて、アガルートの美魔女こと工藤美香先生の講義を見ながら、令和元年までの9年分過去問を2周。
引用:https://twitter.com/
2022年 管理業務主任者試験の独学対策はどれがいい?
管理業務主任者の参考書は、宅建のように沢山でてるわけではありません。どれも大差はないのですが、有名所のTACとLECの参考書と分野別問題集がおすすめです。
基本テキストと分野別問題集があればOKです。直前期には、直前予想模試をやり込むのがベストです。
管理業務主任者の仕事は?
業務として、建物を管理/修繕の窓口や管理組合の理事会総会のサポート、メンテナンスの計画や実施、マンションの住人への対応や業者への対応があります。
基本的に雑用的な仕事も多く、住民からのクレーム対応などもしなければいけません。また不動産屋と同じく土日の休みはとれません。
ただ、体力や知識はあまり必要ないため、管理業務主任者を持っていれば高齢になっても働き口があります。
QA
管理業務主任者試験の難易度と合格率
管理業務主任者試験の難易度は、一般に中程度とされていますが、試験科目の幅広さや専門性により、個人の経験や知識のバックグラウンドによって大きく感じ方が異なります。合格率は年度によって変動しますが、過去数年間のデータを見ると、大体20%から30%程度の範囲で推移しています。これは、受験者が専門的な知識をある程度持っている必要があることを示しており、試験の準備には十分な時間を要することが予想されます。
管理業務主任者試験の受験資格
管理業務主任者試験に受験資格の特別な制限は設けられていません。つまり、年齢、性別、学歴、職歴を問わず、誰でも受験することができます。この開かれた受験資格は、不動産や管理業務に関わる多くの人々に門戸を広げています。
管理業務主任者試験の申し込み方法と期限
管理業務主任者試験の申し込みは、インターネットまたは郵送で行うことができます。インターネットの場合は、試験実施団体の公式ウェブサイトから申し込みが可能です。申し込み期限については、試験日の数ヶ月前に設定されることが多く、具体的な日付は年度によって異なりますので、試験実施団体の公式サイトで確認する必要があります。
管理業務主任者試験の試験日と試験会場
管理業務主任者試験は通常、年に1回、秋頃に実施されます。試験会場は全国の主要都市に設けられ、受験者は申し込み時に希望の試験会場を選択することができます。試験日と試験会場の詳細は、試験実施団体の公式サイトで公開されます。
管理業務主任者試験の試験方法と試験時間
管理業務主任者試験は、マークシート方式の筆記試験です。試験時間は、科目によって異なりますが、全科目を合わせても通常は一日で終了します。試験は法律関係、管理業務、建築基礎知識など、複数の科目から構成されています。
管理業務主任者試験の過去問の入手方法
管理業務主任者試験の過去問題は、試験実施団体の公式サイトや専門書籍で入手することが可能です。また、予備校やオンライン講座なども過去問題を収録した教材を提供しています。過去問を解くことは、試験の形式や出題傾向を理解する上で非常に有効です。
管理業務主任者試験の最新情報
管理業務主任者試験の最新情報は、試験実施団体の公式ウェブサイトで定期的に更新されます。また、試験日程、申し込み期間、試験内容の変更などの重要なお知らせもここで確認できます。受験を検討している方は、定期的にチェックすることをお勧めします。
管理業務主任者試験の勉強方法と勉強時間
管理業務主任者試験の勉強方法には、独学、通信講座、予備校の利用などがあります。効率的な勉強方法は、過去問題の解析、重要ポイントの整理、模擬試験の受験などが挙げられます。勉強時間は、個人の基礎知識や学習能力によって大きく異なりますが、合格を目指す場合、週に15時間以上の学習を数ヶ月間続けることが一般的な目
安です。
管理業務主任者試験の独学での合格可能性
管理業務主任者試験は、独学での合格も十分可能です。しかし、試験範囲が広く、専門的な知識が求められるため、計画的な学習スケジュールの設定と、適切な学習資料の選定が成功の鍵となります。過去問題の活用や模擬試験を利用して、実際の試験環境を想定した学習を行うことが推奨されます。
管理業務主任者試験の勉強期間と必勝ポイント
管理業務主任者試験の勉強期間は、通常、試験の3〜6ヶ月前から始めることが推奨されます。必勝ポイントとしては、まず試験範囲の全体像を把握し、重要度に応じて学習計画を立てること。次に、理解が浅い分野や苦手分野を重点的に勉強し、過去問題を繰り返し解いて実戦感覚を養うことが大切です。
管理業務主任者試験の傾向と対策
管理業務主任者試験の傾向としては、法律関連の問題や管理業務に関する実務的な問題が多く出題されます。対策としては、法律条文の暗記だけでなく、条文が実務にどのように適用されるかの理解を深めることが重要です。また、過去問題を解くことで試験の形式や出題傾向を掴むことも有効です。
管理業務主任者試験の合格発表日
管理業務主任者試験の合格発表日は、試験日から数ヶ月後に設定されます。具体的な日付は、試験実施団体の公式サイトで発表されるため、受験者は試験後にサイトをチェックすることが必要です。
管理業務主任者試験の合格基準点と合格ボーダーライン
管理業務主任者試験の合格基準点は公表されていませんが、一般的には全体の得点率で60%以上を目安にしています。合格ボーダーラインは年度や受験者の平均点によって変動するため、確実な合格を目指すには、より高い得点率を目指すことが重要です。
管理業務主任者試験の合格体験談
合格体験談を参考にすることは、試験対策のヒントを得る上で非常に有効です。合格者はしばしば、過去問題の徹底的な分析、苦手分野の克服、定期的な模擬試験の実施など、自身の成功した勉強法について詳細に語っています。これらの体験談は、公式サイトや専門フォーラム、ブログなどで見ることができます。
管理業務主
任者試験受験後の手続き
管理業務主任者試験に合格後、資格を正式に取得するためには、所定の手続きを行う必要があります。これには、合格証明書の受け取りや登録手続きが含まれます。具体的な手続きの内容と必要書類は、試験実施団体の公式サイトで確認することができます。
管理業務主任者試験の受験費用
管理業務主任者試験の受験費用は、受験する年度や地域によって異なる場合がありますが、一般的には数千円から1万円程度の範囲です。正確な受験費用は、試験実施団体の公式サイトで確認することが推奨されます。
管理業務主任者試験と宅建士試験の難易度比較
管理業務主任者試験と宅建士試験は、それぞれ不動産管理と不動産取引に関する専門知識を問う試験です。一般に、宅建士試験は法律知識がより広範にわたり、合格率も低めに設定されているため、難易度は高いとされています。一方、管理業務主任者試験は、特定の管理業務に特化しており、宅建士試験に比べて専門性が高い分野に絞られていますが、それでも十分な挑戦が求められます。どちらの試験も、合格には深い知識と実践的な理解が必要です。