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行政書士試験に合格しやすい解く順番と時間配分。おすすめはどこから?

行政書士試験は、60問を3時間で解く過酷な試験です。

試験では、時間が足りなくなってしまうのは当たり前ですし、大体の試験は最初が難しい問題になっています。

そのため、行政書士試験の模試と本番に臨む前に、まず時間配分を意識する必要があります。

いきなり難しい問題がくると焦ってしまい、普段の実力が出せなくなってしまうので、あらかじめどの科目にどれくらい時間をかけるのかをシミュレーションしておきましょう。

目次

行政書士試験の時間配分の基本的な考え方

行政書士試験の時間配分の基本的な考え方は、以下のとおりです。

  • 1問あたり2分程度を目安にする
  • 記述式や文章理解問題には多めに時間配分する
  • あらかじめ時間配分をシミュレーションする

1問あたり2分程度を目安にする

行政書士試験は、60問を3時間で解く必要があります。単純に計算すると1問あたり3分となりますが、文章理解・記述式・多肢選択式は1問解くのに要する時間が長くなることに加えて最後の見直しの時間も考慮しなければならないため、5肢択一式問題は、平均で1問あたり2分~2分30秒程度で解いていかなければなりません。

記述式や文章理解問題には多めに時間配分する

行政書士試験は、記述式問題が3問出題されます。記述式問題は、5肢択一式問題よりも難易度が高く、解答に時間がかかります。そのため、記述式問題には、5肢択一式問題よりも多くの時間をかける必要があります。

あらかじめ時間配分をシミュレーションする

実際に試験本番と同様に、過去問や模擬試験等を解くことで、自分の解答時間の傾向を把握することができます。

行政書士試験の解く順番で注意すべき点は、以下のとおりです。
・模試などで試してみて、自分に合った順番を見つける
・時間配分をしっかり考える
・マークミスに注意する

行政書士試験の解く順番で注意すべき点

LECの行政書士の横溝講師が言っていましたが、「一番最初の基礎法学からは解かないこと」は鉄則です。

頭を使う問題になっているので、まだ頭が働いてない状態で基礎法学に手を付けるのは混乱の原因になるため危険です。

できれば単純な知識系から手を付けたほうが良いです。

憲法」も同様に学者先生が考えた小難しい問題が多いので、最初にやるのは危険です。

問1~2の基礎法学、問3~7の憲法は、いきなり解かずにスルーしましょう。

行政書士試験の解く順番の具体的な例

単純な知識系でおすすめなのが「行政法、情報通信、個人情報保護」になります。

単純な知識問題が多いので、最初にパパっと済ませるのがおすすめです。

また、文章理解は時間があればかなりの高確率で正解する問題になっています。絶対に落とせない問題ですが、時間が足りない状態で最後に持ってくると疲れていてケアレスミスを誘発しがちです。なので、なるべく最初のほうに持ってきたほうが良いですね。

また、見直し時間とマークシートに塗る時間も考えると予備で10分ぐらいは欲しいところです。

下記にざっくり科目別にどのくらいの時間配分をすればいいのかをまとめました。

No問題数科目1問あたり時間配分
1ー22問基礎法学(最初から解かない)2分~5分
3ー75問憲法(最初から解かない)2分10分
8ー2619問行政法(単純問題)2分~40分
27ー359問民法2.5分25分
36ー405問商法・会社法2分10分
41ー433問憲法・行政法(多肢選択)5分15分
44ー463問行政法・民法(記述)8分~25分
47ー537問一般知識(後回しでもいい)2分~15分
54ー574問情報通信・個人情報保護(単純問題)2分~10分
58ー603問文章理解(絶対に落とせない&最初のほうにやる)5分15分
マークシート塗りつぶし時間+見直し10分

行政書士試験のおすすめの解く順番はコレ!

上記のことから、最適な解く順番をまとめてみました。よかったら参考にしてください。

細かく時間をみるのではなく、2時と3時を目安に進めていくとよいかもしれません。

情報通信・個人情報保護・文章理解からはじめるパターン

No問題数科目1問あたり時間配分時間経過
54ー574問情報通信・個人情報保護2分~10分
58ー603問文章理解5分15分
8ー2619問行政法2分~40分2時5分
27ー359問民法2.5分25分
36ー405問商法・会社法2分10分
41ー433問憲法・行政法(多肢選択)5分15分
1ー22問基礎法学2分~5分3時
3ー75問憲法2分10分
44ー463問行政法・民法(記述)8分~25分
47ー537問一般知識2分~15分
マークシート塗りつぶし時間+見直し10分

行政法から始めるパターン

行政法からはじめる別パターンも考えてみました。

こちらは、行政法からはじめて会社法や一般知識など当てずっぽうでもいけるもの=時間調整に使える問題を最後のほうにもってきています。

文章理解はLECの横溝先生いわく「多肢選択、記述、文章理解は3時前には終わらせておきたい」というお言葉に同意なので、3時前には終わらせるようになってます。

No問題数科目1問あたり時間配分時間経過
8ー2619問行政法2分~40分
27ー359問民法2.5分25分2時5分
41ー433問憲法・行政法(多肢選択)5分15分
44ー463問行政法・民法(記述)8分~25分
58ー603問文章理解5分15分3時
1ー22問基礎法学2分5分
3ー75問憲法2分10分
36ー405問商法・会社法2分10分
54ー574問情報通信・個人情報保護2分~10分
 47ー537問一般知識2分~15分
マークシート塗りつぶし時間+見直し10分

試験本番では、緊張や焦りから、いつもより解答速度が遅くなることがあるので、過去問や模擬試験を解く際には、時間配分を意識して解答しましょう。

実際に試験と同じように、模試を使って3時間通しで解くことで、自分のペースを把握することができます。

一般知識については、どんな問題がでてくるかは不明ですし、知識がなくても5個の中から仲間外れを探して正解することもあります。運の要素も強いので、7問中3問ぐらいとれればいい精神で臨むと気持ちも楽になります。

これ以外にも得意な科目から解くことで、自信をつけて、得意ではない科目にも挑戦しやすくする方法もあります。難易度の高い科目を後回しにす
ることで、心の折れやすさを防ぐことができます。

そのほか、参考になる解き方の順番をご紹介します。行政書士試験に合格した方でも多種多様ですが、やり方は人それぞれなので自分に合ったやり方を選ぶのが良いですね。

山尾加奈子さんyoutube

解く順番は、民法→行政法→多肢選択→記述→憲法→基礎法学→商法・会社法
文章理解、個人情報保護法

はるちゃんねるさんyoutube

法令の最初から解いた。

行政書士独学サポートの西田さんyoutube

一般知識→記述→残り先頭から

行政書士の吉川さんyoutube

行政法→憲法→民法から以下すべて順番通りに解く

記述を最初に持ってくる人はあまりいない感じでした。

生活大百科
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