在宅勤務やテレワークも当たり前になってきましたが、仕事をする上で大切なのが椅子選びです。
安い椅子を使っていると腰痛になったり、体を痛めることもしばしば。
特にパソコンなどのデスクワークが多い人にとっては、1日の半分以上を椅子と過ごす人も多いはず。
在宅勤務やテレワークも当たり前になってきて、1日椅子に座りっぱなしでZoom会議とかきついですからね。
そういう意味で、椅子は人生の伴侶と言っても過言じゃありません。
というわけで、老後も健康な体で仕事ができるように高級な椅子を探すため試座と購入をしてきました。
快適なオフィスチェアの基本的な選び方
オフィスチェアの選び方は、座面、背もたれ、アームレストの重要性や調整機能、オフィス環境や個人の体型に合わせた選び方を考慮することがポイントです。以下では、それぞれの要素について詳しく解説していきます。
1.1 座面、背もたれ、アームレストの重要性
座面、背もたれ、アームレストは、オフィスチェアで大事になります。座面は適切なクッションや形状だと長時間座っていても疲れにくいです。
背もたれは、自然な姿勢を保ち、背中全体をサポートできるもので、アームレストは、肩や腕への負担を軽減するために適切な高さや角度で調整できるものがおすすめです。
1.2 快適性を高める調整機能とその使い方
オフィスチェアの調整機能は、座面の高さ調整、背もたれの角度調整、アームレストの高さや角度調整があります。これらを微調整して、体型や座り方に合わせた快適な座り心地になるので、このあたりはショールームで使い方を聞いてから購入したほうが間違いありません。
特に、座面の高さは、足裏がしっかり床について、膝が90度に曲がる位置が理想です。背もたれの角度も、自然な姿勢で背中全体がサポートされる角度になるよう調整できるものがいいですね。アームレストもパソコンを打つときには大事で、肩がリラックスして、腕が自然に下がる高さに設定できるものが良いです。
1.3 オフィス環境や個人の体型に合わせた選び方
長時間の作業を快適にするだけでなく、チェアのサイズやデザインは、他のオフィス家具と調和するとベストです。
個人の体型に合わせた選び方では、座面の幅や奥行き、背もたれの高さなどが重要なポイントです。座面は、お尻がしっかり収まり、太ももの両端に余裕がある程度の幅が適切です。奥行きは、膝裏に2~3cmの隙間がある程度が理想です。
背もたれの高さは、肩から腰までをしっかりサポートできるものを選びましょう。
腰痛が気になる方は、腰の部分に適度なクッションやサポートが付いたチェアが良いでしょう。肩こりや首の痛みがある場合は、ヘッドレスト付きのチェアを選ぶことで、首や肩への負担を軽減できます。
通気性の良いメッシュ素材や、柔らかく座り心地の良いクッション素材など、自分に合った素材を選ぶことで、長時間座っても快適に過ごせます。
高級オフィスチェアの詳細なレビュー
管理人の椅子使用履歴としては、
- イプシロン
- オカムラのバロン ヘッドレスト付き
- オカムラのクルーズデスク&アトラスチェア
- オカムラのスイフト&リープチェア ヘッドレスト付き
という感じです。
購入したものをレビューしてまとめたので良かったご参考に。
Vitraのイプシロンチェア
1番目のイプシロンは、一番はじめに購入した高級椅子です。
イタリアの家具カッシーナも手掛ける巨匠マリオ・ベリーニ氏がデザインした椅子ですね。
椅子のデザインとしては、抜群のセンスで胡座をかくのにも丁度いい。
知人は、この椅子で昼寝をしていると言ってましたw
ただ、大き目の椅子なので日本人の体型からはちょっと大ぶりな感じでした。
2年ぐらいはお世話になりました。
海外の椅子は日本人の体型にあわない事が多いので注意です。
オカムラのバロンチェア

次に購入したのがオカムラのバロン。日本のメーカーだけあってサイズ感も日本人を意識した作りになってます。
ヘッドレストは、少し前に出ていて、後傾姿勢で仕事するように意識して作られています。日本でも人気が高く、売れ筋の椅子ですね。
背もたれはメッシュもありになっていて夏にも蒸れないのも良いです。
ただ最近は、メッシュ系の高級チェアが増えていますが、メッシュのデメリットとして、肌の感触がザラザラしている、毛玉が付きやすいという気になる点もあります。
風呂上がりに短パン、Tシャツで椅子に座る人にとっては、気になるかもしれません。
足と腰痛対策: ランバーサポートとヘッドレストの役割
ランバーサポートやヘッドレストは腰痛のある人には、腰をしっかり支えてもらえるので良いと思います。後で追加購入も可能なので、中古で購入しても自分でランバーサポートだけかって後付けできます。
ジーンズやスーツなど服によっても感触が変わると思うので、よく座る服装で行くのが良いと思いますよ。
値段は、9万~15万ぐらいです。(オプションなどで大分値段が変わってきます)
ちなみに、バロンにこだわらなくても、オカムラの3万~の椅子を変えばかなり快適な在宅ワークができます。
あと、基本的に高級な椅子は割引はありませんが、Amazonだと3%割引などのクーポンが適用される場合があります。
クーポンがでる詳しい条件はわかりませんが、ショールームなどで座りごこちを確かめて、Amazonで購入したほうが安く買えるので、もしクーポン表示を見たらチェックしておきましょう。


オカムラのクルーズ&アトラス
バロンチェアは、とても気に入っていましたが、次に更なる高みを目指そうと購入したのがクルーズ&アトラスです。
机と椅子がセットで販売されている最高のパフォーマンスを発揮できる作業デスクですね。
お値段も20万近くしますし、机が大きいので場所を取ります。
しかし、それを考慮しても買う価値があるのがクルーズ&アトラス。
私が購入したのは、クルーズシリーズの基本ユニットCとパソコンを取り付けるSmartArm2つとアトラスチェアのセットです。
ちょうど、大塚家具の有明に置いてあって試すことができました。
(2019/7/30 現在は、規模を縮小して置いてあるかわかりません。オカムラのショールームにはあると思いますのでそちらで試すのが良いかと。)
コンセプトが「低座・後傾」ということで、低座のため足が楽になり、首をヘッドレストにあずけて後傾になれるメリットがあります。
特に、クルーズデスクの良い点は、机に手を預けてキーボードを打てるという点ですね。
机に肘をおけるのでキーボードを打つときの負荷が軽減される感じです。
その分、アトラスチェアの肘掛けは高さ調整などはなく、立つ時に使うぐらいの仕様になってます。
もし椅子の肘掛けを使いたい人は、クルーズデスク+バロンチェアを選択するのもありでしょう。
バロンチェアはアトラスよりも座面が高いですが、クルーズデスクの天板は高さ調整ができるので問題ないと思います。
後傾がゆえのデメリット?
最強の机と椅子を購入して3年近く使いましたが、個人的な不満点がでてきました。
まず、アトラスチェアの座面が硬めで長時間座っているのがキツイということ。
そして、後傾姿勢を推奨しているため腰が痛くなりやすいという点です。
私自身、元々姿勢が悪いというのもありますが、長時間後傾で座っているとお尻が前に滑ってきて腰で座ってる感じになってしまうんですね。
クルーズのディスプレイでいうと、SmartArmがあまり自由度がないという点も減点です。
パソコンのモニター角度をもっと柔軟に動かせればいいなと思いました。
販売店舗・ショールームでの試座と後悔しない選び方
高級椅子は高いので、座る前に必ず試座をおすすめします。
WORKAHOLIC、大塚家具の有明や新宿、オカムラショールームなどで実際に試座してみるのが良いです。
私は、株式会社オフィックスが運営する、浅草橋のワーカホリックさんまで試座をしに行きました。

ワーカホリックは、予約なしでもOKですが、1時間程度椅子の案内をしてもらうならネットで予約してから行ったほうが良いです。
そして当日、ワーカホリックへ。
〒103-0002 東京都中央区日本橋馬喰町2丁目7-15
一度、赤坂にあった時に行ったことがあるのですが、今は「赤坂→虎ノ門→浅草橋」と移転してコーヒー屋さんと併設したお店になっています。
今まで以上にくつろぎ感のあるお店になっていました。
展示してあるオフィスチェアは結構な数があります。
例)
エルゴヒューマン
ヒューマンスケール
ハーマンミラー
オカムラ
コクヨ
ウィルクハーン
ヴィトラ
スチールケース
イトーキ
キールハワー
ライオン
コプラス
ガラージ
ダイソン
ボーダレス
アングルポイズ
ビーサイズ
フェローズ
展示アイテム一覧 | WORKAHOLIC オフィスファニチャーセレクトショップ
さっそく、右椅子コンシェルジュさんとも話していくつかの椅子を試すことに。
リープチェアの快適な座面
スチールケースのリープチェア
オカムラのシルフィー
コクヨのベゼル
インスパイア
を検討しました。

シルフィー、コクヨ、インスパイアは座面がちょっと硬いかなという感触でした。


座面の柔らかくフィット感があるのはリープチェアでした。
たぶん、市販の椅子で一番柔らかい座面じゃないでしょうか。
私のように長時間硬い座面に座るとお尻がしびれてきてしまう人には、リープチェアのような柔らかい座面があっていました。
あと、購入後に気づいたのですが、背もたれが胸の少し下あたりで軽く曲がって背骨をサポートしてくれるのが助かります。
パソコンをしている時は前傾になりがちですが、背中を包み込む背もたれとヘッドレストに頭を預けることで後傾になり腰への負担も少なく感じます。
面白かったのは、コクヨの椅子で前傾姿勢がとれるように座面を前に傾ける事ができる点ですね。値段もコクヨは10万以下で買えるので、前傾で仕事したい人には良さそうでした。
リープチェアの欠点は納期が長いこと
リープチェアは、海外からの輸入品なので納期が2ヶ月~3ヶ月かかってしまうことです。
もしワーカホリックに在庫があれば数日でお届け可能ですが、色や背中の素材の3DかBUZZは在庫のものしか選べません。
私は、数ヶ月まてないので在庫の黒のヘッドレストありを注文しました。
リープチェアのヘッドレストはいる?
リープチェアのヘッドレストは、無くてもいいかなと思ってたのですが、実際に座ってみるとあったほうが落ち着きますw
スチールケースのジェスチャーやバロンのように、稼働範囲が柔軟ではなく縦しか動きませんが購入後もあってよかったなと思ってます。
ちなみに、ヘッドレストの後付はできない仕様になってました。
リープチェアは中古も多い
欲しい色の在庫がない場合、中古でも数多くのリープチェアが出回っているので中古を探すのもありだと思います。
座面のヘタレや汚れが気になるかもしれませんが、定価の半額以下で売ってます。
まあ、新品を買うに越したことはありませんが・・・
リープチェアを購入
最終的に購入したのがコレ

在庫であった黒のヘッドレスト付き
背面の素材はBUZZで伸縮しないほうです。
お値段は、税込みで14万と7千円ほど。
クレジットカード払いでその場で購入しました。
全体的に男性店員さんの対応が丁寧で、押し売りみたいのは全くありませんでした。
あくまで椅子の相談に乗ってくれるというスタンス。
購入した人へのコーヒーのサービスもあり良い気分で帰宅できましたよ。
リープチェアの到着
到着も購入ごと到着前にメールがあり丁寧。
配送は、ヤマトさんの家財配達「ヤマトホームコンビニエンス」で到着します。
とってもスピーディーで数分で椅子を搬入してくれました。
リープチェアとオカムラの昇降デスク「swift」を併用
現在、リープチェアと一緒に使っているのがオカムラの電動昇降デスク「スイフト」です。

こちらは、オカムラのショールームで実物を見た後に楽天のオカムラから購入しました。
電動昇降デスクの良い点は、立って仕事ができるという点です。
特に、腰痛持ちの人、座ると腰が痛くなる人、長時間イスに座ると足の血行が悪くなる冷え性の人におすすめです。
腰痛で悩んで「リープチェア、エルゴヒューマンチェア、ハーマンミラーのアーロンチェア」を購入したけど改善しないという人は、定期的に立って仕事をすることで腰への負担が和らぐんじゃないかなと。
ただ、立って仕事をするときも、あまり前傾になりすぎると負荷が高くなるようなので気をつけましょう。

立ったときに椎間板にかかる圧力を100とした場合の比較。 「座って前傾」の姿勢では185と、一番負担が大きくなっている。
【姿勢でリセット! 腰痛対策 | カラダの豆事典 | サワイ健康推進課 より引用】
パソコンアーム
パソコンのアームは、アマゾンで買った「エルゴトロン LX デスクマウント デュアル モニターアーム 横型」をつけてます。
動きが柔軟で理想の位置にモニターを持ってこれるので気に入ってます。
アームをスイフトに取り付ける時は、スイフトの空洞があるのでそこを発泡スチロールか木で埋めてから装着すると良いですね。

座るのに疲れたら立って仕事をすることもできますし、電動で高さも簡単に調整できるので、机と椅子の高さを合わせる調整にも柔軟性があります。